2021年11月1日に開院しました東條皮膚科クリニックの東條玄一と申します。東北大学皮膚科学教室に入局後、東北大学病院、石巻赤十字病院、みやぎ県南中核病院などで勤務医として過ごしていく中で、皮膚科においても病院と開業医・診療所・クリニックとの連携、いわゆる「病診連携」の重要性を実感していました。また父は震災前この地域の皮膚科診療を担っており、私も皮膚科医として地域医療に貢献したいと思い開業を決意いたしました。

　皮膚科で対応すべき疾患はかぶれ（接触皮膚炎）、蕁麻疹、ほくろ（黒子）、水虫（白癬）、虫刺されなど日常生活遭遇することが多いものの他、馴染みのない、聞き慣れない名前の疾患が数多く存在します。適切な対応、治療により症状、所見が軽快、消退する疾患がある一方で、現時点では難治で病勢を抑えることが目標となるものもあります。そのため患者さんたちの声にしっかり耳を傾け、所見を正しく診て病態を考え、最善の対応、治療を選択し、わかりやすく説明することを心がけます。そして、皆様に皮膚科を身近なものとして感じられるように診療を行っていくことも目標にしていきます。

　これまで学んできたこと、経験してきたことを生かし、皆様に信頼されるような地域の皮膚科医を目指し、常に最新の皮膚科情報、治療法を身につけられるよう日々研鑽を積んでまいります。